つみたてNISAのおすすめ銘柄とは?初心者でも安心−2021最新

いざつみたてNISAを始めようと思っても、どの投資信託を買って良いか迷う方も多いと思います。

そこで、今回はつみたてNISA(積立NISA)のおすすめ銘柄や銘柄を選ぶ際のポイントについて解説します。

今回の記事でわかること
  • つみたてNISAで投資できる銘柄は?
  • つみたてNISAで銘柄を選ぶ際のポイントは?
  • 初心者におすすめの銘柄3選とは?

    投資歴20年のかいまるです。米国株や投資信託を中心に1500万円以上の資産を運用しています。制度ができた時からNISAを活用しています。

    2018年1月にスタートしたつみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)。最近若い人を中心に利用する人が多くなっています。

    一般NISAは利用者のうち新しく始める人は3割程度…。当初の想定よりも投資を始める人が増えなかったんですよね。長期・積立に特化したのが、このつみたてNISAなんです。

    つみたてNISAの対象銘柄は厳選されているものの、200銘柄近いこともあり実際に選ぶとなると…けっこう大変ですよね。

    まずはつみたてNISAで投資できる投資信託にはどんなものがあるか見ていきます。

    つみたてNISAで投資できる銘柄は?

    つみたてNISAの対象銘柄はインデックス投資信託156本、アクティブ運用投資信託等18本、上場株式投資信託(ETF)7本のみだ(2020年10月1日発表時点)。

    これらの投資信託は以下のように金融庁の厳しい要件をクリアしたものなんですね。

    株式タイプの投資信託の要件
    • 販売手数料はゼロ(ノーロード)
    • 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)
    • 分配頻度が毎月でないこと
    • 顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
    • デリバティブ取引のようなリスクの高い運用を行っていないこと

    なので、つみたてNISAで投資できる銘柄は、長期で積立投資を行うのに適した投資信託だけとも言えるわけで、初心者でも安心して投資ができるということです。

    ちなみに「つみたて」と言っても、20年間、積み立てた資産を途中で売ってはいけないなどという制限はないんですよね。

    開始してから手持ちの資産が大幅に値上がりしていれば、そこで全部売却して利益を確定することもできます。

    なので自由に投資信託を売買することが可能で、その利益は非課税なのです。

    つみたてNISAで銘柄を選ぶ際のポイントとは?

    長期の積立運用を行うのに適した銘柄が厳選されているつみたてNISAですが、対象は200本近くもあり、どれを選べば良いのかわからない方も多いと思います。

    銘柄を選ぶ際のチェックポイントは

    チェックポイント
    1. どの地域や資産に投資されているか
    2. 信託報酬(手数料)が安いか
    3. 純資産総額は大きく増加傾向か

    ですね。詳細に見ていきましょう。

    ポイント①:どの地域や資産に投資されているか

    投資信託の最大の特徴は1本でいろんな地域や資産に分散することができること。分散によってリスクを減らすことができるんですね。

    なので、つみたてNISAで投資信託を選ぶ際には、

    ・どの地域に分散して投資されているか

    ・どの資産に分散して投資されているか

    要するに「地域分散」と「資産分散」ということですね。

    この地域には日本全体、米国全体、先進国全体、全世界などがあり、インデックス投資信託を購入すれば市場全体に投資することができます。

    資産分散は、例えば国内株式、国内債券、外国株式、外国債券・国内REIT・外国REITなどの資産を買っていくことですね。

    複数の資産を組み入れているファンドには「バランス型」と呼ばれるものがあります。

    ポイント②:信託報酬(手数料)が安いか

    投資信託は実際の運用を専門家に任せるため「信託報酬」という手数料が発生します。つみたてNISAは長期運用が前提で投資するものなので、コストの安さは最重要ですね。

    例えば、信託報酬が0.1%の投資信託に毎月3万円を積み立てて20年間運用すれば、

    ・信託報酬0.1%…約7.2万円

    ・信託報酬0.2%…約14.4万円

    となるので長期運用だとたった0.1%の違いが大きな差になるのがわかります。

    信託報酬の上限を金融庁が決めていて、国内外・海外に投資するファンドは0.75%(税抜)、国内向けは0.5%(税抜)を超えては設定できないことになっています。

    ちなみに、つみたてNISA対象銘柄の信託報酬の平均はインデックス型で0.27%(2020年10月1日時点)です。このあたりが一つの目安になると思います。

    つみたてNISAの対象銘柄で、信託報酬が安いファンドTop5は以下のとおりとなっています。

    ファンド名
    信託報酬
    野村 スリーゼロ先進国株式投信 野村
    0.00%
    SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファン
    0.09%
    eMAXIS Slim 米国株式(S&P500・三菱UFJ国際
    0.10%
    SBI・先進国株式インデックス・ファンド
    0.10%
    ニッセイ 外国株式インデックスファンド
    0.10%
    eMAXIS Slim先進国株式インデックス・三菱UFJ国際
    0.10%

    Top5になると信託報酬は0.1%以下となっていて、十分に安い信託報酬になっていますね。100万円運用していたとしても、年間1000円程度です。

    信託報酬は運用成績に関係なく発生するコスト。なので、同じような地域に投資する商品であればコストの安い銘柄を選ぶべきですね。

    ポイント③:純資産総額は大きく増加傾向か

    つみたてNISAは長期で投資することになるので銘柄を選ぶ際には安定性も重要なポイントです。

    その際の参考になるのが”純資産総額”。

    投資信託が抱える株や債券、REITなどの財産の総額のことです。だいたい50〜100億円以上というのが一つの目安になるかと思います。

    運用が順調で株価が上がったり、その銘柄を購入する人が増えると、この純資産総額は増えることになります。

    反対に、運用が上手くいかなかったり、解約する人が多くなると、純資産総額は減ります。

    なので、純資産総額が増えている投資信託は、運用が順調で多くの人に支持されている銘柄ということ

    また、純資産総額が小さくなると途中で運用を打ち切られれ、資金が繰上償還されることもあります。

    せっかくつみたてNISAで長期運用していたのに、途中で運用を打ち切られては元も子もないですよね。

    なので純資産総額が大きくて増えていれば、その心配もないということです。

    つみたてNISA(積立NISA)のおすすめ銘柄3選とは?

    つみたてNISAの人気銘柄は、これらのチェックポイントで問題のないものが大半ですが、その中からおすすめの4銘柄をピックアップしました。

    「投資信託の選び方の鉄則」で解説したとおり初心者にはコストが安く・分散が効いているインデックス投信が良いので、このタイプのファンドを選んでいます。

    SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

    おすすめの第1位は世界の中で最も株価が上昇している米国株式指数に連動する投資信託SBI・バンガード・S&P500です。

    • 純資産総額 … 785.8億円
    • 信託報酬 … 0.0938%(税込)

    信託報酬は年率0.1%を切る低さ。10万円の運用でわずか年間94円程度しかコストがかからない計算です。米国株式の投資信託では最もコストが安いです。

    コストだけじゃなくパフォーマンスも優れていますね。2020年10月段階でS&P500はコロナショック前の水準に既に回復していて、その後も上昇基調です。

    結局のところ、全世界タイプや先進国タイプの投資信託も米国株の比率が50%を超えているんですよね。

    なので20年後を考えても高い経済成長が期待できる米国市場に投資をしたいと考えるならば、このSBIバンガードS&P500は非常におすすめな1本ですね。

    ちなみにS&P500投資信託がなぜ魅力があるのか、将来性が高いのかについては、以下の記事で徹底解説しています。ぜひご覧ください。

    ただ唯一のデメリットが取り扱っている証券会社が少ないこと。主要ネット証券だとSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、岡三オンライン証券で購入することが可能です。

    ②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

    米国だけじゃなくて、世界中の株式に低コストで分散投資をしたいというのであれば、このeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がおすすめ。

    • 純資産総額 … 526.6億円
    • 信託報酬 … 0.0938%(税込)

    米国の比率が50%を超えていますが、日本7%、新興国11%程度含まれるというのがポイント。

    米国経済が没落する可能性はゼロではありませんが、世界の人口は伸び続けることもあり世界経済が成長するのはほぼ確実と言って良いでしょう。

    この世界経済の成長の果実を長期的に取り込んでいくという意味では、世界株式に投資をするのが合理的だと思います。

    デメリットとしては、やはり成長性の低い先進国や日本などの地域が含まれることですね。

    ③eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

    株式だけに集中して投資するのは不安だけど、どれに投資して良いかわからないという方は、世界中の株式、債券、REITに分散投資したバランス型ファンドがおすすめです。

    • 純資産総額 … 637.5億円
    • 信託報酬 … 0.154%(税込)

    分散投資の基本は株式だけというような一つの資産だけに投資するのではなく、複数の投資対象資産に資金を分けて投資するのが基本。

    値動きの異なる資産に分散して投資を行うことにより、資産全体の値動きを安定化させ、リスクを低減させることが期待できるんですね。

    ただし長期的には株式のリターンが債券など他の資産よりも良いことは過去のデータから実証されています。

    なのでバランス型投資信託はより安定した運用を行いたい人向けということですね。

    ちなみにこのeMAXIS Slimシリーズは、ほとんどの証券会社で購入することが可能。本シリーズの魅力については以下の記事にまとめています。

    なぜ日本株に特化した銘柄をおすすめしないのか?

    TOPIXや日経平均に連動する投資信託もつみたてNISA銘柄として人気が高いですが、自分は長期的に投資するのであれば海外株が良いと考えます。

    一番大きいのは日本の成長性の低さですね。将来的な人口の増加が見込めず、高い経済成長を見込むことはできません。

    40年後には日本の人口は3分の2にまで減ってしまいます。

    さらに日本に住んで言えれば、給料や退職金、リタイア後の年金、政府からの給付金や失業保険などは当然のことながら全て円で支払われます。

    また保有している貯金や持ち家なども全て円資産。

    将来的に得られるであろう資産が日本円なのであれば、投資先は成長性の高い海外資産に分散するのが合理的です。

    「つみたてNISAのおすすめ銘柄は?」まとめ

    今回はつみたてNISAのおすすめ銘柄は?ということで、選ぶ際のポイントとおすすめ銘柄3選を紹介しました。

    結論をまとめると、米国株式、世界株式、バランス型のインデックスファンドから、コストが安く純資産総額が大きいものを選べば良いということですね。

    つみたてNISAは、非課税で運用できるという投資家にとって利用しなければ損とも言える制度。

    始めるかどうか迷っている方は、運用期間が長いほど高いリターンが期待できるので、できるだけ早く始めるべきです。

    今回紹介した銘柄であれば大きな間違いはないと思います。

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