
eMAXIS slim 先進国株式インデックスは海外の先進国の株式市場にまるっと投資できるインデックスファンドです。
今回は、安定のパフォーマンスを誇るeMAXIS slim 先進国株式インデックスの評判・口コミを見ていくとともに、利回りや信託報酬などについて評価していきます。
この一本に投資すれば海外の先進国22か国の株式約1300銘柄に低コストで投資ができます。
Contents
eMAXIS slim 先進国株式インデックスとは?
ここでは、基本情報や主な投資先、構成銘柄などについて見ていきます。
基本情報
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
---|---|
連動対象 | MSCIコクサイ・インデックス |
ファンド設定日 | 2017年2月27日 |
分類 | 外国株式型インデックス |
販売手数料 (購入時手数料) |
無料 |
信託報酬 (運用管理費用) |
0.1023%以内 |
信託財産留保額 | 無料 |
分配金 | なし |
主な投資先
eMAXIS slim 先進国株式インデックスの日本を除く先進国の株式となります。
日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株を構成銘柄の対象としており、時価総額でみて市場の約85%をカバーしています。
構成比率を見ると米国が70%を超えているのがわかります。時価総額の大きい企業の比率が大きくなるので、どうしても米国企業の割合が高くなるということでしょう。
組入銘柄数は約1300となっています。上位10銘柄を見ると、好調な米国株式市場を牽引している巨大ハイテク企業が上位を占めているんですね。
米国企業以外はスイスに本社をおくネスレのみ。Top10を見ると日本でもおなじみの企業ばかりなので、ほとんど名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
資産総額
1498.2億円(2020年12月30日現在)。
資産総額が100億円超えると指数との乖離がほとんどなくなると言われているので、十分な規模といえます。
基準価額・純資産の推移
基準価額は2019年2月まで大きく上昇したものの、2020年2月のコロナショックの影響で急落。
しかし3月下旬に大底を付けてから反発して11月の段階で暴落前水準に戻してます。長期保有前提で積立投資をしている方は十分な利益が得られたのではないでしょうか。
eMAXIS slim 先進国株式インデックスのリスク評価は?
以下は過去10年間のリスク・リターンを示したものです。
一般的に株式は債券に比べ、リスクが高い傾向があります。やはり新興国株式に比べるとリスクは低くでているのがわかります。
eMAXIS slim 先進国株式インデックスの評価は?
この投資信託を高く評価するポイントは、
- この1本で日本を除く先進国株式にまるっと投資できる
- 低コストで運用できる
- 分配金を出さない
ということです。クイックに見ていきましょう。
高評価ポイント①:この1本で日本を除く先進国株式にまるっと投資できる
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、日本を除く海外先進国22か国を投資対象としています。
特にリーマンショックやコロナショック後、史上最高値を更新し続けている米国市場が7割を占めることもあり高パフォーマンスとなっています。
S&P500やナスダックに連動する投資信託やETFが人気ですが、米国の株式市場だけでなく先進国に幅広く分散投資されている点はポイントが高いと思います。
米国株式の調子が良いのも、あくまでも過去の実績であり将来の成果を保証するものではありません。
これから株価が上昇するのは、米国なのか、他の先進国なのか誰にもわかりません。なので地域を分散する観点からは先進国22か国に分散されているのは理にかなっています。
高評価ポイント②:低コストで運用できる
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、eMAXIS Slimシリーズのひとつです。
このシリーズは、業界最低水準の運用コストを目指し続けて信託報酬が随時見直されます。なので、eMAXIS Slimは、運用コストは極めて低い水準になっており、カテゴリー平均に比べても圧倒的に低コストです。
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬 | 0.1023%(税込) |
(参考)カテゴリー平均 | 1.10% |
実質コスト | 0.209%(実績値) |
※実質コストは運用報告書より抜粋
高評価ポイント③:分配金を出さない
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは他の多くのインデックスファンド同様に分配金を出していません。
株式から得られた配当金を自動的に再投資してくれるので、効率良く運用できますね。投資信託の資産総額が分配金再投資により上がることになり、基準価格がその分上昇するんですね。
長期的な資産形成をするのであれば、分配金を出さないで再投資するファンドのほうが効率よく運用できます。運用益から分配金が支払われると税金もかかります。
高評価のポイント④:非課税メリットを活かせる
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」はつみたてNISAの対象投信となっています。
もちろん一般NISAやジュニアNISAも。
非課税メリットを存分に活かして投資することができます。
eMAXIS slim 先進国株式インデックスの利回りは?
これまでのリターンは以下のとおりです。
eMAXIS slim 先進国株式インデックスの評判・口コミは?
eMAXIS slim 先進国株式インデックスの評判・口コミをSNSから抜粋してきました。
やはり、堅実に積立で利用している人の評判がすこぶる良いですね。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資していく予定でしたが、やっぱりeMAXIS Slim 先進国株式インデックスのみでも問題ないかなと感じて積立設定を戻しました😅
— クロスパール@ローコストで豊かな生活 (@crosspearl01) December 24, 2020
来年つみたてNISAを考えている人へ。この中から好きなのを1つ選ぶだけでOK。新興国ブームに備えたいなら①なのかな。全部正解だから安心して。その後はTwitterで投資大喜利してればOK。
①eMAXIS Slim全世界株式
②eMAXIS Slim先進国株式インデックス
③eMAXIS Slim米国株式#つみたてNISA #積立NISA— 醤油味ちゃん@つみたて系 (@showyou_ag) December 30, 2020
<積立NISAの3年間の成績>
銘柄 : eMAXIS Slim 先進国株式
累計買付金額 : ¥866,660
評価金額 : ¥1,048,432
トータルリターン : +¥181,772(+20.97%)— まっち (@match8969) December 30, 2020
NISA、ことしはいろいろ試してしまったので中途半端な運用になってしまったけど、来年は毎日5000円ずつeMaxisSlim先進国株式インデックスに入れようと思います。来年も米国株が右肩上がりになるのかが不安ですが、めちゃくちゃ下げたらそのとき考えます。
— はしやすめ (@hashiyasume) December 25, 2020
「eMAXIS slim 先進国株式インデックスの評価・評判」まとめ
かなり評価の高い投信です。