楽天日本株トリプルブル・ベアの評価や評判は?リスク高でも買いか?

今回は投資信託の中でも、先物取引で3倍のレバレッジをかけたハイリスク・ハイリターン商品

  • 楽天日本株トリプル・ブル
  • 楽天日本株トリプル・ベア

の特徴、メリット・デメリットについて見ていきます。

日本株の日々の値動きの3倍のリターンを目指す投資信託なので、短期間で大きな利益を狙える一方、予想と逆の値動きとなった場合には損失もまた大きくなる商品です。

いわゆるレバレッジ型の投資信託と呼ばれるものですが、株式市場が大きく値動きするときに人気が高まる傾向にあります。

今回は、そんな楽天日本株トリプル・ブル、楽天日本株トリプル・ベアの評判・口コミを見ていくとともに、利回りや信託報酬などについて評価していきます。

投資経験がある程度あり、

  • 通常の取引よりも大きな利益を狙いたい
  • 株価が下落する局面でも利益を狙いたい

方には選択肢となり得る投資信託です。ぜひ最後までご覧ください。

楽天日本株トリプルブル・ベアとは?

ここでは、基本情報や主な投資先、構成銘柄などについて見ていきます。

基本情報

運用会社 楽天投信投資顧問
投資対象 日経225先物、短期公社債
ファンド設定日 2009年6月
分類 国内株式、ブル・ベア型
販売手数料
(購入時手数料)
3.3%(税込)※上限
信託報酬
(運用管理費用)
1.023%
信託財産留保額 無料
分配金 なし

楽天日本株トリプル ブル・ベアファンドは基準価額の値動きが、日本の株式市場全体の日々の値動きに対して、3倍程度となるよう目指して運用されます。

トリプル・ブル・トリプル・ベアとは?
楽天日本株トリプル・ブル:
ブルとは強気という意味。日本株が上昇すると、その上昇幅のおおむね3倍の上昇を目指すファンド。
楽天日本株トリプル・ベア:
ベアとは弱気という意味。日本株が下落すると、その下落幅のおおむね3倍の上昇を目指すファンド。

牛の角(ブル)のように3倍突き上げていくことを目指す一方で、クマ(ベア)の手が落ちるように、3倍以上、大きく値下がりするリスクもあるハイリスク・ハイリターンのファンドです。

投資先はレバレッジ商品である日経225先物

楽天日本株トリプル・ブル、ベアの主要な投資先は、レバレッジを効かして取引する日経225先物と短期公社債となります。

日本を含む先進国、新興国の大型から小型株までも含みます。また先進国だけでなく新興国の債券も含まれますね。

日経225先物とは?
日経平均株価の上下を予想して利益を目指す商品です。証拠金を預けることで、その20〜30倍程度の取引ができるので、投資効率が高く少額から大きな利益を狙えるメリットがあります。
仮に日経225先物を買いで1枚保有した場合、日経平均株価100円上昇すれば、10万円の利益を得ることができます。

要するに、このファンドは投資家から集めた資金の一部をレバレッジ商品である日経225先物で運用することにより、日本株の値動きの3倍の利益を目指すという商品なんですね。

日経225先物は、最低証拠金の額にもよりますが、おおむね証拠金の20〜30倍程度のレバレッジを効かせて取引することが可能です。

なお、日経225先物による運用では、必要最低証拠金を下回った場合などに追証を求められ元本を超えた損失が出る場合もありますが、楽天日本株トリプルブル・ベアは、元本以上のマイナスが発生することはありません。

資産総額

資産総額(2021年6月2日現在)は以下のとおりです。

  • トリプル・ブル:108.06億円
  • トリプル・ベア:27.81億円

ブル型のファンドの方が資産総額が大きくなっていますね。

基準価格・純資産の推移

ここでは楽天日本株トリプル・ブルの基準価格推移を見てみます。

日経平均株価は、アベノミクス相場で沸いた2012年以降、概ね右肩上がりで上昇していることもあり、基準価格も過去5年で大きく上昇していることがわかります。

しかし、注意しなければならないのは、短期的な値動きの大きさです。

コロナショックのあった2020年2月には、58000円程度あった基準価格が20000円割れの水準にまで落ち込んでいます。

わずか1ヶ月で3分の1にまで下落しているということで、極めてリスクの高い商品であることがわかると思います。

楽天日本株トリプル ブル、ベアの評価は?

楽天日本株トリプル ブル・ベアファンドの評価はどうなっているのでしょうか。

楽天日本株トリプル ブル・ベアファンドに投資するメリット、デメリットを見ていきましょう。

高評価のポイント(メリット)

楽天日本株トリプル ブル・ベアファンドは日本の株式市場の値動きの3倍程度になるように積極運用されるので、日本の株式市場が上昇する局面では大きな収益を期待できるのがメリットです。

一方で、株式市場が下落すれば、大きく値下がりするリスクがあります。

その点も含めて、相場が上昇すると思ったら買い、下落すると思ったら売却するなど、駆け引きを楽しめるのもメリットの1つです。

1つの株式でレバレッジ取引をするのは株が紙切れになるおそれや大きな損失が出るリスクがあります。

これに対してファンドであれば、大きく値下がりしても、一時的な評価額が下がるだけで、株式市場が持ち直してくれば、基準価額も回復するのがメリットです。

低評価なところ(デメリット)

相場下落時にはファンドの基準価額が大きく値下がりするので、相場が上昇するとの予想が外れると大きな損失が出ます。

また、ブル・ベアファンドの特徴として、株式市場が一定の範囲でもみ合った場合にも、基準価額は押し下げられてしまうのもデメリットです。

一定の範囲で上昇と下落を繰り返す、いわゆるもみ合いの状態に値下がりするのが大きな弱点となります。

例えば、株式市場が以下の緑のチャートのように2日後、4日後、6日後、8日後、10日後において基準日と同じ100となる値動きをした場合でも、楽天日本株トリプル・ブルは100より小さい基準価格となります。

数日経過して株式市場がもみ合いの状態から脱して、もみ合う前の相場に戻ったとしても、楽天日本株トリプル ブル・ベアファンドの基準価額はすぐに元に戻らないので注意が必要です。

さらに上昇と下落を繰り返すもみ合いの相場状態が継続すると、楽天日本株トリプル ブル・ベアファンドの基準価額は時間の経過とともに、さらに押し下げられていきます。

楽天日本株トリプル ブル、ベアファンドの評判・口コミは?

楽天日本株トリプル ブル・ベアファンドに実際に投資されている方や投資経験が豊富なファンドウォッチャーたちの評判や口コミをチェックしてみましょう。

楽天日本株トリプル ブル、ベアファンドはおすすめ?

一般的な投資信託、特に株式市場の指数に連動するインデックスファンドや値動きが比較的安定しているバランス型のファンドの場合、短期的な株式市場の値動きに一喜一憂することなく、中長期的に保有することで値上がり益が期待できると言われています。

これに対して、楽天日本株トリプル ブル・ベアファンドは相場上昇時には有利ですが、相場下落時には損失が膨らみ、さらにもみ合い相場が続く場合も、どんどん基準価額が押し下げられていくのが大きなデメリットです。

そのため、通常の投資信託のように中長期保有を念頭に置くのではなく、常に相場を見ながら、予測を立て、運用管理ができる人に適しています。

相場が上昇すると思ったら追加購入する、下落すると予想したら売却する、もみ合いが続くと思ったら手放すなど、きめ細やかな管理が必要です。

ただ持ちっぱなしにするのは適切ではなく、購入する前に各自で、どのくらい値上がりしたら利益を確定するか、逆にどのくらい値下がりしたら損切りするかのルールを定めたうえで投資するのがおすすめです。

それでは。

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