つみたてNISAで教育資金・老後資金・住宅資金を貯められるの?

人生の3大支出といわれる「子供の教育資金」「老後の生活費」「住宅資金」。必要になった時に、あわてて工面しようとしても短期間で準備するのは難しいです。

やはり早い段階から計画的にこれらの資金を準備していく必要があるといえるでしょう。

投資初心者
結構大きな資金が必要になるよね。どうやって貯めるの?

と悩む方も多いかと思います。

そこでおすすめしたいのが”つみたてNISA”で長期にわたり教育・住宅・老後の資産を形成する方法です。

今回の記事でわかること
  1. つみたてNISAで子供の教育資金を貯めるには
  2. つみたてNISAで老後の生活費を貯めるには
  3. つみたてNISAでマンションの頭金を貯めるには

投資歴20年のかいまるです。NISAも活用して1500万円以上の資産を運用しています。

2018年1月にスタートしたつみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)。

結論をいうと、20年間にわたり税制優遇を得つつ資産形成できる制度なので、つみたてNISAを活用して教育資金、老後の生活費、住宅資金をしっかりと貯めることができます。

つみたてNISAでこれらの資金を貯めるにはどうするか、見ていきましょう!

そもそもつみたてNISAってどんな制度なの?

まずは簡単につみたてNISAのポイントを解説します。ザックリとまとめると

つみたてNISAのポイント
  • 金融庁が指定した投資信託もしくはETFのみ投資可能
  • 投資金額は、1年間で40万円以下(月額約33,000円)
  • 運用益には、20年間税金がかからない
  • 原則として一定金額を積立方式で行うことが必要

ということです。

運用益に20年間税金がかからないというのが「つみたてNISA」最大のメリットです。

なので節税メリットを生かしつつ、20年の長期間にわたり資産形成を行うことができるということです

以下の記事では、より詳細につみたてNISAのメリット・デメリットについて解説しているので、ぜひご覧ください。

つみたてNISAで子供の教育資金を貯めるには?

つみたてNISAは、満20歳以上の方であれば、誰でも利用できる制度。

20年間の長期にわたって得られた利益に対して税金がかからないので、子供の教育資金をコツコツと積み立てていくにはうってつけといえますね。

日本政策金融公庫が教育費用の実態調査(平成27年度)をしたところ、大学入学の初年度納付金平均額は以下のとおりとなっています。

なので、子どもの大学入学年度に払う際にかかる費用を考えると、18歳になるまでには200〜250万円ぐらい必要ということになります。

つみたてNISAで教育資金を貯める:活用例

大学費用を貯めたい
現在10歳の子どもの大学入学年度に払う際にかかる費用を考えて、18歳になるまで(8年後)には250万円貯めておきたい。
少額から積み立てていくことを考えている。

投資信託の場合、購入後にすぐに売らずに中長期的に持ち続けて、コツコツと積立投資することでプラスの収益を期待できます。

長期保有で収益にも利息が付く複利効果も期待でき、積み立てにより安い時にたくさん買えることで、購入価格が平均化されるからですね。

8年後に使用することが決まっているので、株式だけではなく債券にも分散投資したバランス型ファンドが無難かと思います。

投資信託なのでリターンは相場次第となりますが、仮に年利3%で毎月2.5万円ずつ8年間積み立てた場合、

となります。この運用利益30.8万円には税金がかかりません。

つみたてNISAで老後資金を貯めるには?

今後のライフプランを考えた時に、退職後の生活資金を貯めたいという方、多いと思います。

20年間の長期にわたって得られた利益に対して税金がかからないので、老後資金をコツコツと積み立てていくにはうってつけの制度です。

”老後2000万円報告書”でも話題となりましたが、夫婦2人で月額約5万円の生活費が不足しているとのデータもあり、早い段階から老後に備えて資産を形成すべきですね。

つみたてNISAで老後資金を貯める:活用例

今年45歳になる会社員の方の場合。

老後資金を貯めたい
65歳までは今の会社で働けると思うので、老後資金としてあと600万円以上は準備しておきたいです。
毎月2万円ずつ貯めていこうと考えています。

投資信託の場合、20年間の長期的に持ち続けて、コツコツと積立投資をしていけばプラスの収益を期待できます。

20年間の長期運用ということなので、長期的に高い収益が狙える株式タイプ中心のファンドが良いかと思います。

投資信託なのでリターンは相場次第となりますが、仮に年利3%で毎月2万円ずつ20年間積み立てた場合、

  • 積立総額:480万円
  • 最終総額:657万円
  • 運用収益:257万円

となります。この運用利益257万円には一切税金がかかりません。

毎月2万円の運用でも、20年間コツコツと積立運用することで600万円以上の資産を形成することが可能ということです。

つみたてNISAで住宅資金を貯めるには?

マンションの頭金をつみたてNISAを活用して貯めると行った使い方も有効ですね。

20年間の長期にわたって得られた利益に対して税金がかからないので、10年程度の期間を前提とすれば十分な頭金を作り出すことが可能です。

つみたてNISAで住宅資金を貯める:活用例

今年25歳で結婚したこともあり、10年後の35歳にはマンションを購入したい方の場合。

住宅資金を貯めたい
35歳までにマンションの頭金として450万円は準備したいと思っています。
毎月の給料からつみたてNISAの上限の3.3万円を頭金のために積み立てようと考えています。

投資信託の場合、10年間の長期的に持ち続けて、コツコツと積立投資をしていけばプラスの収益を期待できます。

10年程度の運用で使用目的が決まっていることもあり、安定的な運用が良いですね。株式だけではなく債券も組み入れたバランス型ファンドが良いかと思います。

投資信託なのでリターンは相場次第となりますが、仮に年利3%で毎月3.3万円ずつ10年間積み立てた場合、

  • 積立総額:396万円
  • 最終総額:461万円
  • 運用収益:65万円

となります。この運用利益65万円には一切税金がかかりません。

なお毎月の積立額をいくらにすべきかについては、以下の記事で解説しているので、ぜひご覧になってください。

つみたてNISAで資産形成は可能なの?

つみたてNISAに投資をすることができる1ヶ月の上限金額は約33,000円(年間40万円)。

実際に教育・住宅・老後資金を積み立てる際には、

「月々いくらなら続けられるか?」

を考えるべきですね。

長期間に渡ってつみたてNISAで得た利益に対して税金がかからないので、目標の期間続けることを前提に考える必要があります。

実際に、月々どのくらいのお金を投資すれば、最終的にどれくらいの金額になるのか簡単に計算してみました。

主に投資信託で運用することになるのでリターンは変動しますが、3%、5%、8%の3パターンで20年間運用した結果が以下の表になります。

積立額(月) 積立総額 年利回り
3% 5% 8%
5千円 120万円 164万円 206万円 295万円
1万円 240万円 328万円 411万円 589万円
2万円 480万円 657万円 822万円 1,178万円
3万円 720万円 985万円 1,233万円 1,767万円

月々5千円の少額でも20年間にわたり積立を行えば、大きな資産となることがわかると思います。

投資信託などは、運用益を投資元本に加算して再度運用するため”複利効果”が期待できるんですね。

つみたてNISAのように長期の複利運用を行うことでしっかりとした資産形成につながるということです。

「つみたてNISAで教育・老後・住宅資金を貯める?」まとめ

今回はつみたてNISAで子供の教育費、老後資金、マンションの頭金などを貯めるにはどうしていけば良いか、活用例を中心に見ていきました。

ポイントをまとめると、

記事のポイント
  • 20年の長期にわたる制度なので3大支出である教育・老後・住宅資金をしっかりと形成できる
  • 月々いくらなら続けられるかという視点が重要
  • とにかく続けること

ということです。

積立額を大きいほど大きなリターンを期待できるのは当然ですが、無理のない範囲でしっかりと積み立てを続けることが大事ということです。

つみたてNISAは20年間の長期にわたり非課税で運用できるという投資家にとって利用しなければ損とも言える制度。

資産運用を考えている方は、確実に利用した方が良いですね。

それでは。

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