資産運用

花王の株価を分析!株は買い時?30期連続増配銘柄株の実力は?

花王(4452)の株価の推移や特徴について知りたいです。

連続増配で人気の銘柄ですが、チャート、配当の実績や株主優待、今後の予想についてはどんな感じですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • 花王(4452)の株価の状況は?
  • 花王の配当と株主優待は?
  • 花王の株価の推移(チャート)はどうなる?
  • 花王の株は買い時?

洗剤などの家庭用品最大手の花王。株価は長期的に上昇傾向で特徴をまとめると、

・30年連続増配

・業績鉄板のディフェンシブ銘柄

・5年連続増収中

ということですね。欠点は、人気がありすぎて株価が高止まりて手が出ないこと。長期保有前提で、ポートフォリオの主力として是非とも欲しい銘柄の一つです。

今回は、そんな人気の銘柄である花王について株価と業績について分析していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

花王(4452)はどんな会社?

花王は洗剤や化粧品など日用品などを製造する家庭用品最大手の企業ですね。

洗濯洗剤のアタック、シャンプーのメリットなど、ほとんどの人が聞いたことのある商品を提供しています。

花王の商品は、洗濯洗剤や歯磨き粉など日常生活の中で使用するものが多いので、おそらく一度は花王の製品を使ったことのある方が大半なのでは。

花王は、このような日用品だけじゃなくソフィーナやカネボウなどの化粧品事業やヘルシアなどのヒューマンヘルスケア事業なども強いですよね。

以下が花王の事業セグメント別の売上高比率。

最も振り上げの高いファブリック&ホームケア事業で22.8%程度で、事業分野が偏っていないのが花王の強みといえますね。

今回はこの花王を取り上げます。株の状況や株価推移はどうなのか、以下見ていきます。

花王(4452)の株価の状況は?

では早速ですが花王の株価データを見て行きましょう。

株価の指標に関しては、連続増配銘柄として人気の花王株ですが配当利回りは1.8%とあまり良くないですね。増配率以上に株価が上がっているということなのでしょう。

PERの目安は13~15倍ぐらいですから27倍というのは割高な水準ですかね。

人気のディフェンシブ銘柄で株価は長期的に上昇中。同業他社に比べて売り上げが順調に伸びているといことなのでしょう。

花王の配当実績は?

続いて配当実績を見ていきますね。以下が花王の配当金の実績です。

文句のつけようがないですね。

2019年度は当初の予定通り130円の配当が実施されたので30年連続増配を達成。この連続増配記録は日本企業の中では最長なんですね。

さらにすごいところは2014年以降の増配率上昇ペースが加速しているところですね。最近の業績が好調だということでしょう。

直近5年間の配当性向は34%〜39%となっていて、無理のない範囲で配当を実施していることがわかります。

花王の配当方針を見ると、

安定的に創出されるキャッシュ・フローをEVA視点から下記の優先順位で有効活用し、さらなる成長をめざします。

  1. 将来の成長に向けての投資 (設備・M&A等)
  2. 安定的・継続的な配当
  3. 自己株式の取得と借入金などの有利子負債の早期返済

としているので、成長を重視しつつ安定的な配当も行うということ。

洗濯洗剤や歯ブラシ粉などの日用品は、景気の動向で売り上げが大きく落ち込むことがありません。

余力十分の配当性向も考えると、今後も配当金の上昇傾向は続くと考えられます。

花王の株主優待は?

日本企業における連続増配株の代名詞ともいえる花王。株主優待はどうなっているのでしょうか?

やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。

しかし現在のところ、

花王は株主優待を実施していません。残念です…。

洗濯洗剤のアタックや入浴剤のバブなど、自社製品を株主優待にすれば、もっと人気が出ると思うのですが…。

株主還元は配当金を増配することによって、投資家の期待に応えるということなのでしょう。

花王の株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート

続いてチャートを確認していきましょう。

日本の日用品メーカー最大手の花王ですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?

ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。

花王の長期チャート

以下は過去10年のチャートです。

チャート画像

申し分のない綺麗な右肩上がりのチャートですね。

2013年ごろに2000円程度だった株価が、アベノミクスもあり2016年ごろに6000円を超える水準まで上昇していますね。

3年で株価3倍ですから配当金も考えると十分すぎるパフォーマンスですね。

その後一旦調整に入りますが2017年以降に再び上昇。

2018年以降、7500円〜9000円程度で株価は推移しているのがわかります。

花王の2年短期チャート

以下が花王の2年短期チャートです。

チャート画像

株価はほとんど上昇していないですね。7500〜9000円のレンジで推移しています。

コロナショックでも7500円の支持線で反発していることもあり、チャート的にはこのラインが強力なサポートラインとなっています。

いずれにしても短期的には調整局面と言って良いですね。

30年連続増配中の花王。最近の株価が停滞しているのは何故なんですかね?

次に花王の業績を見ていきます。

花王の業績推移は?

過去5年の売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり。

過去5年間売上高・利益ともに順調に伸びており、完全な上昇傾向でしたが、新型コロナ拡大の影響を受けた2020年は減収減益予想となっています。

渡航制限によるインバウンド需要が見込めない中、化粧品事業を中心に売り上げが悪化しているのが要因。

もともと営業利益を4~9%増の2200億~2300億円を予想していたものを、1900億円に下方修正しています。

参考記事:花王の20年12月期、一転営業減益 化粧品など苦戦(日経新聞)

株価が上昇傾向の花王。株は買い時?

業績鉄板、株価も上昇傾向の花王。株は買い時でしょうか?

個人的な好みも入っていますが、長期投資を前提とするのであれば花王株は買いを検討しても良いのではと考えいます。

理由を端的に言えば、

・30年連続増配銘柄

・業績鉄板のディフェンシブ銘柄

・海外の売り上げ比率も高い

の3点に集約されますかね。

米中貿易摩擦や世界経済の減速懸念もあり、株式市場全体の先行きについて不安をもつ投資家も多くなってきています。

こういう状況下では景気敏感なIT、自動車、金融株のようなセクターより、花王のような日用品を取り扱うディフェンシブ銘柄が買いが入りやすいですよね。

医薬品銘柄も同様に景気に左右されないディフェンシブ銘柄といわれますが、新薬の開発や薬価の動向に株価が大きく影響を受け易いです。

日本の医薬品業界最大手の武田薬品ですら株価低迷にあえいでいますね。

なので世界経済の不透明感が強い状況下では、花王のようなディフェンシブ銘柄が良いのでは、と考えます。

ただ、しいて気になる点をあげるとすれば、

  • 配当利回りが低い
  • コロナの影響で今期減収減益予想
  • 株主優待がない

の3点ですかね。

特に売り上げの減少が今後も続くのかどうかについては、注視していく必要があります。

「花王の株価の分析」まとめ

今回は花王の株価の分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は売りかなどについて述べてきました。

日本の日用品メーカーでは業界最大手の花王。景気動向に影響を受けない業績鉄板のディフェンシブ銘柄です。

株価は長期上昇傾向であり、かつ30年連続増配。非の打ち所がありません。

世界経済の減速懸念が高まっている状況でもあり、ポートフォリオの主力として是非とも欲しい銘柄の一つと言えます。