投資信託の利回りの平均的な目安は?【高ければ良い訳ではないです】

投資信託は長期で運用するものですが、どれくらい利益をあげることができるか気になりますよね。

年間どれくらい儲かるのか、どの程度の利回りがあるのか目安はあるのでしょうか。

他方、利回りの高さだけで投資信託を選ぶと思わぬ損失を被る可能性もあります。

投資初心者
投資信託の年間利回りってどれくらいかな…10%くらいあると良いのだけど。

そこで今回は投資信託の利回りとはそもそも何か、平均的な目安はどれくらいかについて解説していきます。

今回の記事でわかること
  • 投資信託の利回りとは何か解説
  • 投資信託の他の指標との違いを説明
  • 投資信託の平均的な利回りの目安を解説

自分は投資信託を中心に1500万円以上の資産を運用しています。これらの経験を踏まえて記事を書きました。

投資信託で資産形成をする上で絶対知るべきポイントなので、ぜひ最後までご覧ください。

投資信託の利回りとは?

投資信託の利回りを一言でいうと、投資金額に対してどの程度の利益を得られるかを示す数値ですね。

分配金だけではなく、基準価格が上昇した”値上がり益”も含めたトータルの利益ということです。

数式で表すと、

利回りの計算式
◯利益÷投資金額

となります。そんなに複雑な話ではないですね。

なので投資信託に100万円投資をして年間5万円の利益をあげた場合は、「5万円÷100万円=5%」ということになります。

投資信託の利回りと他の指標との違いとは?

投資信託には利回りの他にも、似たような指標があります。この違いを理解する必要がありますね。

主なものは、

  1. 利回りと利率の違い
  2. 利回りと騰落率の違い
  3. 利回りとパフォーマンスの違い

です。それぞれについて解説していきます。

①利回りと利率の違い

利回りは、投資金額に対する収益全体の割合となります。

なので投資信託の場合は分配金だけではなく、基準価格の値上がりによる収益が発生しますので、利回りはこれらの利益と投資金額に対する収益の割合ですね。

通常の場合は、1年間運用した際の「年利回り」を指すことが普通です。

一方、利率は主に預金や債券など、投資金額に対し毎年受け取る利子や分配金の割合のことです。

投資信託の場合には、利率ではなく「分配金利回り」といいます。

②利回りと騰落率の違い

投資の世界では「騰落率」という言葉もよく見かけますが、利回りとは意味合いが違います。

投資信託の騰落率とというのは、1ヶ月や6ヶ月、1年などの期間において、投資信託の基準価額がどれだけ変動したかを表す指標ですね。

例えば基準価格が10000円の投資信託が1年後に11000円に値上がりした時の騰落率は10%ということになります。

なので騰落率を見ると、投資信託の値動きがどの程度なのかというのがわかります。

投資信託を選ぶ際には、騰落率だけではなく分配金を含めた利回りも見ていく必要があります。

③利回りとパフォーマンスの違い

パフォーマンスとは、投資信託の指標基準であるベンチマーク(例えばS&P500や日経平均株価など)と比較した結果、

  • ベンチマークより利回りが高い→パフォーマンスが良い
  • ベンチマークより利回りが低い→パフォーマンスが悪い

    といった感じで利用されます。

    投資信託の利回りはベンチマークという基準があるんですよね。なので「利回りが良くてもパフォーマンスが悪い」といった使い方をします。

    なので、利回り10%の結果は決して悪くない数値といえますが、ベンチマークが20%だとパフォーマンスが悪いという感じに評価されます。

    投資信託の利回りの平均的な目安は?

    投資信託の利回りは千差万別

    投資信託の本数は6,500本近くあるので、利回りが10%を超えるものから、マイナスになるものまで幅広く存在します。

    アクティブファンドの場合は、運用しているファンドマネージャーの実力や運用方針によって、投資先が大きく異なるので利回りに差が出てしまいます。

    また、利回りや投資家へのリターンは相場の状況や売却のタイミングによって大きく変動することになるので、平均的に何%であるとは言えないのが実情です。

    なので、投資信託を選ぶ際は過去の成績(利回りや騰落率)やどのような資産に投資するのか、リスクはどれくらいかを確認して投資判断することになります。

    インデックス投信の利回りの目安

    そうは言っても利回りの目安を知りたいという方もいらっしゃると思います。

    一般的に高い利回りを狙う投資信託では、その分リスクも大きくなります。

    利回りの目安として、代表的な株価指数や債券価格などの指標に連動するインデックス投信の過去10年間の利回りをまとめたのが以下の図になります。

    ザックリとした利回りの目安をまとめると、

    インデックス投信の利回り目安
    • 株式タイプ:年利回り5〜8%
    • 債券タイプ:年利回り2〜3%

    ということですね。

    ただし、利回りの高い株式タイプのものはリターンの振れ幅に相当するリスクが大きくなる傾向になるのがわかります。

    リスクが大きくなると収益も大きくなりますが、損失も大きくなる可能性があります。

    投資信託は元本が保証された商品ではないので、利回りがマイナスになることや、元本割れになる可能性もあるので注意が必要です。

    「投資信託の利回りの平均的な目安とは?」まとめ

    今回は、投資信託の利回りの平均的な目安は?ということで利回りとは何か、似たような指標との違いは、平均的な目安について見てきました。

    記事のポイントをまとめます。

    ポイント
    • 利回りは「利益÷投資金額」
    • 投資信託の利回りは10%を超えるものから、マイナスになるものまで幅広く存在
    • 株式タイプのインデックス投信の利回り目安は年率5〜8%程度
    • 債券タイプのインデックス投信の利回り目安は年率2〜3%程度

    投資信託を選ぶ際には、コストだけでなく過去の利回りや騰落率などを見て判断することが重要です。

    その際、利回りが高い商品というのは、同時にリスクが高く利益がマイナスになる可能性も高くなることは理解した方が良いでしょう。

    インデックス投信の利回り目安は、過去の実績をベースにしたものですので、確実に得られるものではありません。

    自分自身の、リスク許容度や運用資産のバランスも考えて投資信託を選んでいきましょう。

    それでは。

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